1、2階は、高齢者のためのデイサービスセンター、グループホーム、在宅介護支援センター、子育て世代のための
託児施設、そして診療所、レストラン、コンビニを配置する。 そして上階には、高齢者、子育て家族、若者が混在して居住する 開いた集住空間を配す。 引きこもりの若者が、介護や託児、そして料理で高齢者、子育て家族を支援し、またそれによって職を得る。高齢者も託児所や コンビニで働く。 若者、子育て家族は高齢者の知恵を借り、若者は子育て家族、高齢者を支援する。 世代毎に分断されている、従来の福祉施設に対して、3世代、4世代が血縁に頼らず混じり合って、 たすけあいながら生活する、新しい形の複合型生活共同体施設。 | ||
仙台市の森林公園に隣接した緑豊かな谷間状の敷地に建つ、郷土ゆかりの文学者に関する資料を集めた
文学館のコンペ応募案。 広い敷地の中で、既存の樹木、景観を破壊することの最も少ない場所を選び、建物を斜面に埋め込んだ計画。 英国18世紀の建築家のソーンのドラフトマンJ.M.ガンディーのドローイング「マリーンの墳墓」のアラバスターの墳墓に想を得て、 輝くアラバスターの原石が地中から一部露出して、光を放つ建築を構想。 昼間は外部からの光が在るか無きかのやわらかい光を展示空間に注ぎ、 夕方からは内部の光が、建物全体を発光させる。 等高線に沿って走る二列の棟の曲壁に囲まれたリニアーな中庭が斜面に亀裂を作る。 photo:(c)H.Sakaguchi |